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汚れの状態別分類とその落とし方
家の中の汚れといっても、その中身は千差万別。
ホコリだって、放っておくと手ごわい存在になってしまう。まず汚れを見極めることが、攻略の早道です。
ハウスダストといわれる室内に存在する小さいホコリは、屋外から入り込んだり室内で発生したチリなどが集まってきています。
人が動くたびに、空気がかき回されて舞い上がり、ゆっくりと下に落ちてきます。部屋のすみや家具の裏側にホコリがたまりやすいのは、空気が動かない場所だからです。ホコリの代表的なものは、服やふとんなどから出る綿ボコリ、食べ物のカス、抜け毛やフケ、外から入ってくる砂ボコリなど。その他、花粉、ダニ、カビの胞子、タバコの煙や排気ガスなど、目に見えないものもあります。ホコリに含まれている物質がアレルギー症状の原因となることもあるので、たかがホコリと思わないで。
床のホコリは目につくのでおそうじするけど、棚や壁はついつい後回しに…。そんな人も多いのでは?ところが、棚の上のホコリがある日、ただのホコリではなくなってしまうことがあるのです。
ホコリは最初、「軽くのっている」状態なので、はたけば簡単に落ちます。でも、少し時間がたってホコリに水分や油分がつくと、「こびりついた」状態になり、ホコリがやっかいな汚れに変身。もうはたいたり、吸い取ったりしても、キレイに落ちなくなって、水拭きや洗剤拭きが必要になります。そのうえ、長く放っておけば、材質の表面に染み込んでシミになる恐れも。だから、簡単に取れるホコリのうちにおそうじする事が大切です。
どんな場所にどんな汚れがついているのか、汚れの正体は何なのか、どの程度の汚れなのか。まず、それを知ることが、ラクにおそうじするコツです。
ただし、どんな汚れでも、ついてすぐなら落とすのは簡単。洗剤に頼らなくても、大丈夫です。だから、水拭きだけでOKという汚れに、いきなり強力洗剤を使う必要はありません。
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